より薄く、優美に――林信行が「iPad Air 2」の魅力に迫る

iPhoneとiPadを分け隔てるのは何か。あの「テルマエ・ロマエ」で有名な漫画家のヤマザキマリさんが、講談社の雑誌「ハツキス」でウォルター・アイザックソンによる評伝「スティーブ・ジョブズ」のコミカライゼーション(漫画化)の連載をしている。文字だけでは伝わらないジョブズが生きた時代のIT業界をかなり細部までリアルに描いた世界に誇れる傑作漫画だと思っているが、ヤマザキさんの許可をいただいて、単行本1巻の一部を使ってiPhoneとiPadの大きさを比較してみた。中央にあるのが単行本の紙のページだ(上にちょっとだけ見えているのが連載中の雑誌のページ)。その左に並べられたiPhone 6とiPhone 6 Plusは画面が大きくなったとはいえ、単行本の4分の1程度のサイズで表示され、読む際についつい拡大をしてしまう。これがiPadならminiでも単行本とほぼ同じサイズで拡大なしで楽しめる。さらにiPad Air 2であれば、なんと横向きにして見開きで楽しんでも、ほぼ単行本と同じ縮尺になる。ちなみに電子版の「スティーブ・ジョブズ」はアップルのiBook Storeから購入できる。(c)ヤマザキマリ