Keplerの“なに”が仮想化対応GPUなのか──日本で「NVIDIA VGX」を解説

Keplerより前の世代では、仮想マシンのグラフィックス描画とエンコードはCPUによるソフトウェア処理で行っていた(写真=左)。Kepler世代では、仮想マシンのグラフィックス描画とエンコードをGPUで行い、その結果を配信するチャネルもGPU内部で用意する(写真=中央)。リモートディスプレイも、フレームバッファに展開したデータをシステムメモリ上の仮想マシンにコピーして色変換、エンコード、ネットワーク送出としていたのが、Kepler世代なら、「NVENC」で処理することで10分の1の遅延で済む(写真=右)