「KeplerがGPUの新しい時代を切り開く」──GTC 2012基調講演

汎用コンピューティングで利用するGPUコアについても大きなアップデートがあった。ファン氏は、2012年の末にGPUコンピューティング向けの強化を図ったKeplerアーキテクチャのフラグシップコア「GK110」を採用した「Tesla K20」を市場に投入する計画を明らかにした。このコアは、71億トランジスタで2880コアを集積する巨大チップとなるが、GPUコンピューティングの処理効率やエネルギー効率を高める「Hyper-Q」「Dymanic Parallelism」という機能を追加する。なお、Tesla K20の投入に先立ち、GeForce GTX 690とハードウェア設計の一部を共有する「Tesla K10」の出荷開始もアナウンスした