自動販売機にCore i5を載せる理由

単体で動いていた組み込みデバイスは、ネットワークに接続してほかのデバイスやシステムとデータを共有することで、ユーザーに対して適切な提案を提供できるまでに進化できる(写真=左)。スティーンマン氏は、デバイスがネットワークに接続することで付加価値を増していくことを「正のスパイラル」と呼び、あとから増える付加価値を実現するために、最初から高性能のCPUが必要になると主張する。この典型的な例として、スティーンマン氏は、Embedded Technology 2011の基調講演で、Core i5を搭載する自動販売機のデモを紹介している(写真=右)