Windows 8を目指すARMの「CPU&GPU」戦略

ARMではCortex-A15+Coretex-A7というCPUコア同士の組み合わせだけでなく、Maliのグラフィックスコアも組み合わせて「GPUコンピューティング」を行わせることで、さらに効率的にプロセッサのパフォーマンスを引き出そうとしている。これも一種のヘテロジニアスコア戦略といえるだろう(写真=左)。ARM TechCon 2011で発表された「ARMv8」アーキテクチャは、現行のARMv7が32ビットベースなのに対し、64ビットベースの処理をサポートし、より処理負荷が高く安定動作が求められるサーバやHPC分野への採用を目指している。現在、サーバ分野ではより省電力で実行効率の高いソリューションが求められつつあり、これにARMを適合させようというのが狙いだ(写真=中央、右)