開発者が知っておきたいMetroの“作法”

Windows 8ならびにMetroスタイルでMicrosoftは「Fast and Fluid」もキーワードとして挙げている。端的にいえば「素早くなめらかに」ということで、レスポンスの高さとスムーズな動作をアニメーション効果とともにユーザーに体感させようということだ(写真=左)。このグラフは、ユーザーは操作が直感的になればなるほど、そのレスポンスに対してシビアになることを示している。CUIやGUIでは多少の操作遅延に耐えられるが、タッチ操作では指の動きにマシンがついてこなければストレスを感じるようになる(写真=中央)。右欄にある写真項目のスクロールで、アニメーション効果の“あり”と“なし”の場合にその動作を比較している。アニメーションなしで単純にグリッド上の写真を入れ替えて上下方向にスクロールさせた場合と、アニメーション効果をつけてスクロールさせた場合とで、ユーザーの“スクロール感覚”が異なってくる(写真=右)