写真で確認する“ThinkPad X1の中身”

ThinkPad X1のクーラーユニットでは、システムボード左寄りにあるCPUにジャケットを設置し、そこからヒートパイプで誘導した熱をファンで排出する(写真=左)。ボディ後側は最も厚さがある部分だが、それでも21.3ミリとこちらもThinkPad Classicでは最も薄い。このボディに搭載できる薄いクーラーユニットを用意するため、ファンのブレード形状を開発した。これまでで最も薄いファンでありながら風量を従来と同程度維持することで、効率の高い冷却能力を実現し、TDP35ワットのCore i5-2520M(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.2GHz)の搭載が可能になったという。また、ほかの部材との干渉を避けるために、ヒートパイプの厚さを部分的に変えている。(写真=右)