NVIDIA、GPUとIGPを自動で切り替える「NVIDIA Optimus Technology」発表

従来のSwitchable Graphicsでは、ディスリートGPUとIGPのそれぞれから出力される画像を「Mux」と呼ばれるハードウェアスイッチで異なるディスプレイに渡していた。そのため、チップを実装する基板面積の増加やチップの調達に伴うコストアップなどの問題があった(写真=左)。Optimusは、ディスクリートGPUで描画したデータをIGPが使う共有メモリに転送し、IGPの画像出力インタフェースを利用してディスプレイに出力する。構成はシンプルになってコストを抑制できるが、このままではデータ転送処理でパフォーマンスが低下する(写真=右)