IPSで3万円切りはオキテ破り!?――デルの22型ワイド液晶「2209WA」に迫る

2209WAの発色性能を、キャリブレーターの「i1Display2」で簡単に計測したところ、出荷状態の色温度は6100Kだった(写真=左)。RGB信号の入出力グラフを見てみると、PCからの入力(input)に対して、画面上の出力(output)が中間階調で低くなっている。中間調の発色が少し暗めになるということだ。また、RGB個別のグラフにややバラつきがあり、RGBのズレが大きい階調では色被りとして目視できる場合がある。一方、i1Display2を詳細モードにして、2209WAのOSDメニューでRGBバランスを調整したところ、目標値の色温度(6500K)と輝度(120カンデラ/平方メートル)を実現できた(写真=右)。RGBの入出力グラフは、中間調が暗めになる傾向は変わらなかったが、RGBのズレはほぼ解消された