“ハイエンドすぎる”液晶ディスプレイ――「HP DreamColor LP2480zx」を拝む

次の画面は設定メニューで、ここが最大のポイントだ(写真=左)。「ディスプレイのプリセットを選択」は、LP2480zxのOSD設定がデフォルトとして反映されている。User-7以外のプリセットは工場出荷値なので、選択しないようにする(理解した上で工場プリセット値をカスタマイズしたり、チューニングすることは可能)。「RGBプライマリ」は色域の目標値で、通常はプルダウンメニューの選択肢から指定すればよい。特定の色域を指定したい場合は、プルダウンメニューで「カスタム」を選び、RGBの色座標を手動で決定する。「白色点」もプルダウンメニューだ。D50やD65といった選択肢があり、白色点の色座標を手動で指定することもできる。輝度とガンマは数値指定だ。また、液晶ディスプレイの発色は経年変化するため、実行したキャリブレーション結果に有効期限を設けるタイマー機能もある。有効期限が過ぎるとキャリブレーションの再実行が促される。通常は1カ月に1回くらいのキャリブレーションでよいとされているが、こうした管理機能があるのは親切だ。キャリブレーションキットに付属する測色器を画面上の指定位置にセットし、「次へ」をクリックするとハードウェアキャリブレーションが始まる(写真=右)