「Adobe RGBカバー率とAdobe RGB比の違いとは?」――ナナオの“広色域”説明会

ナナオは液晶ディスプレイ製品において、Adobe RGBカバー率という表現を採用している(写真=左)。Adobe RGBカバー率96%のFlexScan SX2461は、色域を表現するとほとんどAdobe RGBのラインと重なるが、厳密に見ると赤が広く、緑と青は少し狭くなっており、このAdobe RGBを超える色域を無効なエリアと考えたのが、Adobe RGBカバー率になる(写真=中央)。Adobe RGBプロファイルの風景写真に記録された色域をCIE XYZ表色系にドットで重ねたもの(写真=右)。赤、青、緑の原色に近い部分は使われておらず、一般的な印刷物を表示する場合においては、FlexScan SX2461のAdobe RGBカバー率96%でほとんどの領域をカバーできるという