大和研が誇る「ThinkPad X300」を速攻で分解した

マザーボードに装着された冷却ファン。CPUに低電圧版Core 2 Duo SL7100(1.2GHz)を採用しているため、ファンの重量はThinkPad T61の114グラムに対して、35.6グラムと軽い。冷却ファンが消費する電力と、CPUのリーク電流、温度のバランスを考慮し、トータルで有利になるようにファンの回転数をコントロールする。ファンの回転速度は3段階から4段階に切り替える段階数が増え、低負荷時はより低速に回転するようになった。フクロウの風切り羽根の形状をヒントに、ブレードの形状を変えることでファン全体のノイズを相殺する静音化技術を引き続き採用しているほか、吸排気口の最適化によりエアフローを改善したという