第4回 高画質を生み出す魔法の石――EIZOの“映像プロセッサ”に迫る(後編)

オーバードライブなし(写真=左)、応答速度優先オーバードライブ(写真=中央)、画質優先オーバードライブ(写真=右)の違い。いずれも横方向にスクロールするグレーの四角形をデジタルカメラで撮影したものだ。写真では分からないが、応答速度優先オーバードライブはブレが少ないものの、エッジに偽色が発生している。もっとも、このサンプルはオーバードライブの傾向を分かりやすく示した特殊な例で、映像コンテンツなどを表示する場合に気になることはほとんどなく、実際は応答速度の高速化によって動画が滑らかに見えることが多い。画質優先オーバードライブでは、適度にブレが軽減されつつ、エッジが美しく表現できており、3D CADソフトなどに適している