第4回 高画質を生み出す魔法の石――EIZOの“映像プロセッサ”に迫る(後編)

16ビット演算と14ビット演算で階調全域のガンマカーブを測定した結果。赤、緑、青の3本の線は、RGBの階調特性を表しており、これが紫の線(ガンマ=2.2)に3本とも重なっていれば、正しい階調が表示できることを意味する。色温度は6500Kの設定だ。上段は階調全域のガンマカーブ、下段は0〜8までと黒にごく近い階調部分を拡大したものだ。上の2つのグラフでは違いがないように見えるが、暗部の階調性を見ると、16ビット演算のほうが確かに優れているのが分かる