第4回 高画質を生み出す魔法の石――EIZOの“映像プロセッサ”に迫る(後編)

まずは液晶パネルの個体差がないものと考えて、目標とするガンマ特性(1.8や2.2など)を演算によって決定。目標のガンマ特性を決めただけでは色温度が正しくないため、16ビット精度で色空間演算を行い、白色の色温度とカバーする色域を設定する。出力側の補正では、液晶パネルが持っている個体差を吸収し、滑らかなトーンカーブを描くようにする。12ビットLUTによって、階調性の高い表示が可能となる