「今年の目玉はマルチキャスト」〜進化するEV-DO

通常のEV-DOでは、ユーザーごとにタイムスロットの割り当て量と順序を調整する。QoSが入ると、各ユーザーのパケットをアプリケーションに応じて3種類に分け、各ユーザーの電波状態×パケット種類で、スケジューリングする。EV-DOのスケジューラは、もともと優先度の重み付けを柔軟にできるようになっており、QoSも元からある機能をうまく活用した形だ。さらに、優先度に従って課金体系を変えることも可能な仕組みであるため、“VoIPは最優先だが課金を高く”といったシステムも構築できる