東芝は、TransferJet、NFC、ワイヤレス充電という3つの近距離無線技術を同時に利用可能なICの可能性を提案した。現在、車載情報機器とスマートフォンの通信接続は有線で行うことがほとんどだが、3つの近距離無線技術を使えば、TransferJetによる高速データ転送、NFCによる車載情報機器との接続認証、充電を全て無線で行えるという。同社は、2013年末に向けてTransferJetとNFCの制御回路を集積したICを開発し、その後でワイヤレス充電の制御回路も集積したい考えだ。写真は、スマートフォンに接続したTransferJetモジュールを使って映像データを高速転送している様子である(クリックで拡大)