良品作りのリフロー炉の操作方法と現場の人材育成方法(1)

図9 従来の温度プロファイル(写真左列)では、プリヒートの熱風によるフラックスの劣化ではんだのぬれ広がりが十分ではない。現場での良否の判断はまず、(1)フラックス残渣の観察、である。フラックス残渣が荒れていたりランドの外側に以上に広がっている場合は、フラックスが劣化している証拠になる。次に観察するのが、(2)フィレットの形状である。その次が(3)フィレット光沢であるが、これは鉛はんだと変わらない。ただし、耐熱性の高いフラックスは熱を受けると外側へ広がるタイプが多いので、その残渣の先端が放射線状に綺麗な曲線をえがいている場合は、一応、良フラックス残渣が荒れているとボイドの可能性が高くなる。(クリックで拡大)

図9 従来の温度プロファイル(写真左列)では、プリヒートの熱風によるフラックスの劣化ではんだのぬれ広がりが十分ではない。現場での良否の判断はまず、(1)フラックス残渣の観察、である。フラックス残渣が荒れていたりランドの外側に以上に広がっている場合は、フラックスが劣化している証拠になる。次に観察するのが、(2)フィレットの形状である。その次が(3)フィレット光沢であるが、これは鉛はんだと変わらない。ただし、耐熱性の高いフラックスは熱を受けると外側へ広がるタイプが多いので、その残渣の先端が放射線状に綺麗な曲線をえがいている場合は、一応、良フラックス残渣が荒れているとボイドの可能性が高くなる。(クリックで拡大)