実用化に向かう8K技術群――技研公開で見えた8K放送の実現性

信号送信効率化のカギとなる、4096QAM化の図式比較。QAMとは信号波に位相と振幅という概念を取り入れてビット数を拡張するという考え方で、振幅量と位相を細分化することで転送容量を効率的に拡張する。単位時間あたりの信号波を図式化したのが画像のグラフで、中心からの距離が振幅量、角度が位相にあたる。(地デジと同じ)昨年の64QAMとは振幅8段階と位相8段階の組み合わせで、今年の4096QAMは振幅64段階と位相64段階の組み合わせだ