勢いを増す中国メーカー、欧州市場で既存メーカーはどのように生き残るか――テレビ関連展示で振り返る今年のIFA

TCLは以前まで比較的中国色が見られたブースだったが、最近ではThomsonブランドを前面に押し出しつつ、NokiaのAlcatel-Lucent買収を経て100%子会社となったAlcatel Mobile Phonesで独立した展示スペースを構えるなど、むしろTCL色を薄める様子がうかがえる。一方でTCLの技術展示スペースにもいくつか興味深いものがあり、処理ユニットの交換でTVをアップグレードできる「Transformer TV」や、今回すでに展示としては下火となった「Quantum Dot(量子ドット)TV」の紹介があるなど、他のブースとは若干趣向が異なっている