2Dで実現する立体映像、シャープが「ICC」を採用する理由

ICCとは何なのか。日本語でいえば「感覚の創造」ということになるが、この説明だけでは分かりにくい。同社によると、「今日のTV技術は年を追うごとに高精細化技術が進化しており、2012年にも到来するといわれる4K×2K以降の時代ともなれば、これまで“点”として認識可能だったレベルの映像が、より元の映像である光の領域に近くなっていく」という。すると、高精細パネル向けの映像信号の概念そのものを変化させていかなければいけないのではないのか? というのが今回のシャープとI3の協業の発端になる