赤い海からサイレンが響き、消えた村が蘇る――「SIREN:New Translation」

内陸に位置し、三方を山々に囲まれた羽生蛇村は、村全土を襲った土砂災害により、1976年に泥土に飲まれ消滅した。かつてこの村では独特の信仰と土着の伝承が根付き、外界との接触を拒むかのように、ひっそりと村人の営みが行われていた。村は静かに朽ちていくはずだった……。しかし2007年。かつて村があった地を取材に訪れた米国のテレビクルー一行は、消えたはずの村人達によって、失われたはずの「人間を贄とする儀式」が遂行されるのを目撃する。恐怖と混乱の中、再びサイレンが鳴り響く。