最高峰の剣劇アクションが3度登場「ソウルキャリバーIII」発売決定

街はずれに静かに広がる寺院の片隅に立つ石造りの時計塔。その中では複雑に組み合う機械類が軋みをあげながら一刻一刻と時を刻み続けている。薄暗い塔の内部に人が立ち入ることは滅多にないが、機械構造の上の方には窓から差し込んだ光が当たり、一際明るい箇所がある。塔が建てられてから、男は此処を訪れるようになった。それは彼の幾重にも綴られる生が移り変わってもそうだった。彼はまたこの場所へとやってくる。時を刻む機械の規則正しい音だけが全てを支配しているこの空間へ。永遠に生を繰り返し、自らの時を失った彼にとってさえ、此処でなら明確に時が流れているのを感じられるのかもしれない。