どんな量子計算も実行できる量子もつれ、東大が実現

今回の2次元クラスタの生成系の概要図。必要な要素は4つのスクイーズド光源、5つのビームスプリッター(部分透過ミラー)と2つの光学遅延系で、スクイーズド光源が動作している限り、2次元クラスタの長辺(ステップ数)の長さはいくらでも長くすることができるという。短辺(入力数)は2つの遅延系の長さの比で決まる。今回は短い方が12m、長い方がファイバーによる40m(空気中の60mに相当)で5倍の違いがあるため、5入力を扱える2次元クラスタ状態となっている。入力数を増やしたいときはこの比だけ増やせばよく、他の光学素子の配置を変更する必要はない。このシステムは大規模な2次元クラスタ状態を容易に生成することができ、さらに2つの遅延系の長さの比さえ変えれば原理的にどれほど大きいクラスタ状態でも作ることが可能になっているという(クリックで拡大)出典:東京大学

今回の2次元クラスタの生成系の概要図。必要な要素は4つのスクイーズド光源、5つのビームスプリッター(部分透過ミラー)と2つの光学遅延系で、スクイーズド光源が動作している限り、2次元クラスタの長辺(ステップ数)の長さはいくらでも長くすることができるという。短辺(入力数)は2つの遅延系の長さの比で決まる。今回は短い方が12m、長い方がファイバーによる40m(空気中の60mに相当)で5倍の違いがあるため、5入力を扱える2次元クラスタ状態となっている。入力数を増やしたいときはこの比だけ増やせばよく、他の光学素子の配置を変更する必要はない。このシステムは大規模な2次元クラスタ状態を容易に生成することができ、さらに2つの遅延系の長さの比さえ変えれば原理的にどれほど大きいクラスタ状態でも作ることが可能になっているという(クリックで拡大)出典:東京大学