どんな量子計算も実行できる量子もつれ、東大が実現

 クラスタ状態の構造のイメージ図。上は1次元クラスタ状態で、1つの入力と1つの出力の量子計算に利用できるが、実際のほとんどの計算は複数の入力が必要になるため量子計算には不十分だ。今回、生成に成功したのが下の2次元クラスタ状態。量子ビットが2次元的に網目のようにつながっており、縦の辺の長さは入力と出力の数を決め、横の辺の長さは計算のステップ数を決める(クリックで拡大)出典:東京大学

 クラスタ状態の構造のイメージ図。上は1次元クラスタ状態で、1つの入力と1つの出力の量子計算に利用できるが、実際のほとんどの計算は複数の入力が必要になるため量子計算には不十分だ。今回、生成に成功したのが下の2次元クラスタ状態。量子ビットが2次元的に網目のようにつながっており、縦の辺の長さは入力と出力の数を決め、横の辺の長さは計算のステップ数を決める(クリックで拡大)出典:東京大学