量子コンピュータ実現に向け大きな前進――超大規模量子もつれの作成に成功

実験的に実現した量子もつれの量子数の推移。量子もつれの概念はアインシュタインらによって1935年に提唱されたが、その後約50年にわたり実現されることはなかった。2量子間のもつれの生成に1982年に成功して以後、さまざまなグループにより大規模化の試みがなされていたが、最高でも14量子間の量子もつれが限界であった。それに対し今回、「時間領域多重の新手法を用いたところ、1万6,000以上もの量子がもつれ合った超大規模量子もつれの生成に成功した」(東京大学) (クリックで拡大) 出典:東京大学

実験的に実現した量子もつれの量子数の推移。量子もつれの概念はアインシュタインらによって1935年に提唱されたが、その後約50年にわたり実現されることはなかった。2量子間のもつれの生成に1982年に成功して以後、さまざまなグループにより大規模化の試みがなされていたが、最高でも14量子間の量子もつれが限界であった。それに対し今回、「時間領域多重の新手法を用いたところ、1万6,000以上もの量子がもつれ合った超大規模量子もつれの生成に成功した」(東京大学) (クリックで拡大) 出典:東京大学