「理論限界を超える高精細化を実現」、4Kテレビ向け超解像で工学院が新提案

「図1」は元のデジタル画像を縦横2倍に拡大した画像で、「図2」はそれに旧来のエンハンサー処理を施したもの、「図3」は工学院大学が提案する新手法を施したものである。各図の下に示されているのは、2次元フーリエ変換の結果で、周波数スペクトラムの分布が読み取れる。赤色の四角い枠はナイキスト周波数を示しており、EE Times Japanが書きこんだもの(図1と図2で縦軸方向にナイキスト周波数を超えた辺りに共通して存在するわずかなスペクトラムは、サンプリング時の折り返し現象で生じたものと思われる)。旧来の処理(図2)のスペクトラムを見ると、図1から大きな変化がない。ナイキスト周波数を超える新たな成分は生じていない。これに対し新手法(図3)は、ナイキスト周波数を超える領域に新たな成分が出現していることが分かる。(出典:工学院大学) クリックで画像を拡大

「図1」は元のデジタル画像を縦横2倍に拡大した画像で、「図2」はそれに旧来のエンハンサー処理を施したもの、「図3」は工学院大学が提案する新手法を施したものである。各図の下に示されているのは、2次元フーリエ変換の結果で、周波数スペクトラムの分布が読み取れる。赤色の四角い枠はナイキスト周波数を示しており、EE Times Japanが書きこんだもの(図1と図2で縦軸方向にナイキスト周波数を超えた辺りに共通して存在するわずかなスペクトラムは、サンプリング時の折り返し現象で生じたものと思われる)。旧来の処理(図2)のスペクトラムを見ると、図1から大きな変化がない。ナイキスト周波数を超える新たな成分は生じていない。これに対し新手法(図3)は、ナイキスト周波数を超える領域に新たな成分が出現していることが分かる。(出典:工学院大学) クリックで画像を拡大