四半世紀にわたる革新が切り拓く、グラフィカルシステム開発の新時代

図5 高周波計測の所要時間が大幅に短い 新型機のNI PXIe-5665とAgilent TechnologiesのN9030A PXAを使って、隣接チャネル漏洩電力比(ACPR)を同一条件で計測し、所要時間を比較した。その結果、NIの新型機が29msで済んだのに対し、AgilentのN9030A PXAは431msを費やしており、新型機の方が約15倍も高速だった。さらに、NIの新型機では、ACPRの計測時に必要なFFT処理や平均値処理を、構成モジュールに内蔵したFPGAを使ってハードウェア上で実行する試みも披露し、所要時間を1.7msまで短縮できることも見せた。約250倍の高速化に相当する。

図5 高周波計測の所要時間が大幅に短い 新型機のNI PXIe-5665とAgilent TechnologiesのN9030A PXAを使って、隣接チャネル漏洩電力比(ACPR)を同一条件で計測し、所要時間を比較した。その結果、NIの新型機が29msで済んだのに対し、AgilentのN9030A PXAは431msを費やしており、新型機の方が約15倍も高速だった。さらに、NIの新型機では、ACPRの計測時に必要なFFT処理や平均値処理を、構成モジュールに内蔵したFPGAを使ってハードウェア上で実行する試みも披露し、所要時間を1.7msまで短縮できることも見せた。約250倍の高速化に相当する。