ソフトウェア処理の複雑化に備えよ、プロセッサ性能の飛躍的向上が急務

図3 マルチスレッディングで性能と効率を両立 (a)は命令パイプラインの概念図である。パイプラインの段数を増やせば、命令レベルの並列度は高まる。マルチパイプライン化すれば、性能はさらに改善できるものの、バブルが多くなるので、対策無しでは効率が大幅に低下してしまう。(b)はMIPS Technologiesが提唱するマルチスレッディング手法である。シングルパイプラインの効率をいっそう高められる上、マルチパイプライン化して同時マルチスレッディング(SMT)を適用すれば、性能をさらに向上させることが可能だ。出典:MIPS Technologies

図3 マルチスレッディングで性能と効率を両立 (a)は命令パイプラインの概念図である。パイプラインの段数を増やせば、命令レベルの並列度は高まる。マルチパイプライン化すれば、性能はさらに改善できるものの、バブルが多くなるので、対策無しでは効率が大幅に低下してしまう。(b)はMIPS Technologiesが提唱するマルチスレッディング手法である。シングルパイプラインの効率をいっそう高められる上、マルチパイプライン化して同時マルチスレッディング(SMT)を適用すれば、性能をさらに向上させることが可能だ。出典:MIPS Technologies