「Qi」規格に集うワイヤレス給電、5W以下のモバイルから普及へ

図2 市場投入に向け準備中の機種も多い。 (左)は、三洋電機のQi準拠の電池パック。既存の携帯電話機やスマートフォンの電池パックとほぼ同じサイズに、ワイヤレス給電機能を組み込む計画だ。「受電側コイルと磁気シールド膜で1mm近くの厚みになる。電池の厚みは3mm〜4mm程度なので、コイルとシールドの厚みを仮に0.3mmにしても10%を占める。コイルとシールドをさらに薄型化しつつ、現状の効率70%をそのまま維持することを目指す」(三洋電機)。(中)は、テキサス・インスツルメンツが販売を開始した開発キット。写真左が送電側、右が受電側。Qi規格のワイヤレス給電に特化した3つのIC「bq500110」と「bq25046」、「MSP430bq1010」を用意した。(右)は、Fulton Innovationやテキサス・インスツルメンツが開発した送電パッドに、三洋電機の電池パックを置いて充電している様子。

図2 市場投入に向け準備中の機種も多い。 (左)は、三洋電機のQi準拠の電池パック。既存の携帯電話機やスマートフォンの電池パックとほぼ同じサイズに、ワイヤレス給電機能を組み込む計画だ。「受電側コイルと磁気シールド膜で1mm近くの厚みになる。電池の厚みは3mm〜4mm程度なので、コイルとシールドの厚みを仮に0.3mmにしても10%を占める。コイルとシールドをさらに薄型化しつつ、現状の効率70%をそのまま維持することを目指す」(三洋電機)。(中)は、テキサス・インスツルメンツが販売を開始した開発キット。写真左が送電側、右が受電側。Qi規格のワイヤレス給電に特化した3つのIC「bq500110」と「bq25046」、「MSP430bq1010」を用意した。(右)は、Fulton Innovationやテキサス・インスツルメンツが開発した送電パッドに、三洋電機の電池パックを置いて充電している様子。