12ビットADコンバータで4Gサンプル/秒を達成、無線通信機器の受信回路の大幅な簡略化が可能に

図1 無線通信機器のダウンコンバータ回路超高速なADコンバータを入手できなかった従来は、3〜4つの変換段を使って、RF信号をデジタル信号に変換していた(上図)。変換段が複数になると、回路が複雑になる上に、部品コストの上昇や実装面積の拡大というデメリットが発生してしまう。一方、超高速なADコンバータを使えば、入力したRF信号を直接サンプリングすることが可能になるため、変換段を1つに減らせる(下図)。回路構成がシンプルになり、部品コストや実装面積を削減できるようになる。

図1 無線通信機器のダウンコンバータ回路超高速なADコンバータを入手できなかった従来は、3〜4つの変換段を使って、RF信号をデジタル信号に変換していた(上図)。変換段が複数になると、回路が複雑になる上に、部品コストの上昇や実装面積の拡大というデメリットが発生してしまう。一方、超高速なADコンバータを使えば、入力したRF信号を直接サンプリングすることが可能になるため、変換段を1つに減らせる(下図)。回路構成がシンプルになり、部品コストや実装面積を削減できるようになる。