60GHzのリアルタイムオシロ、28Gbpsの高速シリアルを4次成分まで捕捉可能

図2 周波数帯域幅をインターリーブする仕組み DBI(Digital Bandwidth Interleave)と呼ぶ独自方式で帯域幅を拡張している。入力信号を2経路に分割し、一方は低域通過フィルタを介して比較的低周波の信号のみを取り出し、もう一方は高域通過フィルタを介して比較的高周波の信号のみを抽出する。その上で、高周波側の信号は周波数変換(ダウンコンバート)を施し、低周波帯域に変換する。例えば、50GHzの入力信号を2分岐させ、フィルタでDC〜30GHzの低周波成分と30G〜50GHzの高周波成分に分けた上で、高周波側を局発信号が30GHzのミキサーで周波数変換してDC〜20GHzに落とす。こうすれば、2経路ともに36GHz帯域のA-D変換器でデジタル信号に変換可能だ。後は、高周波側の経路のA-D変換後の信号をデジタル領域で周波数変換し、低周波側の信号と結合させれば、DC〜50GHzの波形情報が得られるという仕組みである(クリックで拡大)。出典:レクロイ・ジャパン

図2 周波数帯域幅をインターリーブする仕組み DBI(Digital Bandwidth Interleave)と呼ぶ独自方式で帯域幅を拡張している。入力信号を2経路に分割し、一方は低域通過フィルタを介して比較的低周波の信号のみを取り出し、もう一方は高域通過フィルタを介して比較的高周波の信号のみを抽出する。その上で、高周波側の信号は周波数変換(ダウンコンバート)を施し、低周波帯域に変換する。例えば、50GHzの入力信号を2分岐させ、フィルタでDC〜30GHzの低周波成分と30G〜50GHzの高周波成分に分けた上で、高周波側を局発信号が30GHzのミキサーで周波数変換してDC〜20GHzに落とす。こうすれば、2経路ともに36GHz帯域のA-D変換器でデジタル信号に変換可能だ。後は、高周波側の経路のA-D変換後の信号をデジタル領域で周波数変換し、低周波側の信号と結合させれば、DC〜50GHzの波形情報が得られるという仕組みである(クリックで拡大)。出典:レクロイ・ジャパン