三井住友カードとPayPay「対立から大連立へ」 キャッシュレス後半戦、決済データ起点のビジネス創出へ

三井住友カードとソフトバンク・PayPayとの包括的業務提携の全体像と構造。提携は「革新的な顧客体験」(ソフトバンク×三井住友カード)と「決済の大連立」(PayPay×三井住友カード)の二本柱で構成。この二本柱はそれぞれ違う価値を創出する。ソフトバンクとの連携では非金融ビジネスの拡充とAI技術の活用による顧客体験の革新を、PayPayとの連携では決済の相互優遇とポイント連携による利便性向上を実現。この二軸戦略により、短期的には利用者の利便性向上、中長期的には金融×非金融の境界を超えた新たなサービス創出を狙う