木谷会長率いるブシロードが「初めて」に挑戦し続ける理由 日本企業はロイヤルカスタマーに優しすぎる

木谷高明(きだに たかあき) ブシロード会長。1960年石川県生まれ。武蔵大学経済学部を卒業後、山一證券株式会社を経て、94年にブロッコリーを設立。2001年にJASDAQ上場を果たす。07年株式会社ブシロードを設立。12年には新日本プロレスリングを子会社化。14年8月からはBushiroad South East Asia Pte. Ltd.(現 Bushiroad International Pte. Ltd.)のCEOを兼任し、シンガポールに駐在した。17年10月にブシロードの社長の地位を辞して、当社デジタルコンテンツ事業及び広報宣伝を管掌する取締役、ブシロードミュージック・パブリッシングの社長を兼任し、コンテンツ開発の最前線に立つ(現任)。20年2月にブシロードムーブの取締役会長を兼任、2020年6月にブシロードの会長に就任(現任)。近著に『すべてのジャンルはマニアが潰す ~会社を2度上場させた規格外の哲学~』(ホビージャパン)