認識のズレはどこで起きた? JR東海社長と静岡県知事の「リニアトップ面談」にツッコミを入れる【後編】

西俣ヤードの準備工事。自然環境保全協定が不要な5ヘクタール未満の工事を実施していた。工事再開を求めている部分は工事用トンネルの入口とリニア本坑へ通じる斜坑トンネルの入口。金子社長の「掘らないから整地させてほしい」がここに当たる。ピンクの建物のうち濁水処理設備については、JR東海は「掘る部分ではないから本体とは関係ない」とし、静岡県は「トンネルを掘って出た水の処理施設だからトンネル本体の付帯設備」とする(出典:JR東海「中央新幹線南アルプストンネル静岡工区における工事の準備の内容について」)