第294回 Qualcommはライセンス契約違反でArmが使えなくなる? 半導体IP紛争の歴史から結末を予想する

Qualcommはライセンス契約違反でArmが使えなくなる?2022年から続くQualcommとArmのライセンスに関する紛争が佳境を迎えつつあるようだ。ご存じの通り、QualcommはArmからライセンスを受けて、主にスマートフォン向けのプロセッサを開発、販売している。ライセンス違反でArmが使えなくなると、その影響は計り知れない。こうしたライセンスやIP(知的所有権)に関する争いは昔から絶えない。その歴史を振り返り、今回のQualcommとArmの落としどころを予想してみた。画面は、2022年8月31日付けのArmのプレスリリース「Arm、ライセンス契約違反および商標権侵害に関してQualcomm社とNuvia社を提訴」。