第2回 Visual Studio 2017の基礎を知る [新しいプロジェクト]ダイアログの設定内容とソリューションフォルダの中身上下に画面が並んでいるが、上の画面が前回と同じ[新しいプロジェクト]ダイアログで、下の画面が前回のプロジェクトが格納されているフォルダを開いたWindowsエクスプローラーである。(1) ユーザーの「ドキュメント」フォルダの階層下にある「Visual Studio 2017\Projects」フォルダ。このフォルダがVS 2017プロジェクトのデフォルトの保存先となる。(2) 前回作成したプロジェクトの「ソリューションフォルダ」。[新しいプロジェクト]ダイアログの[ソリューション名]に指定した名前が使われる(この例では「WindowsFormsApp1」)。もし[ソリューションのディレクトリを作成]チェックボックスにチェックを入れていなければ、(3)のフォルダを統合したフォルダとなり、フォルダ名にも[プロジェクト名]に指定した名前が使われる。(3) 前回作成したプロジェクトの「プロジェクトフォルダ」。[新しいプロジェクト]ダイアログの[プロジェクト名]に指定した名前が使われる(この例では「WindowsFormsApp1」)。もし[ソリューションのディレクトリを作成]チェックボックスにチェックを入れていなければ、このフォルダは作られず、(2)のフォルダに統合される。(4) プロジェクトに関連する情報や、ビルドに関連するファイルを格納する「.vs」フォルダ(隠しフォルダ)。以前、ソリューションユーザーオプションファイル(.suoファイル)はプロジェクトフォルダに直下に配置されていたが、VS 2017では「.vs」フォルダのサブフォルダに格納される。このフォルダの詳細については(今のところ)特に覚えておく必要はない。(5) ソリューションファイル。拡張子は「.sln」(SoLutioN)。ソリューション全体を管理するための情報が格納されているファイル(ソリューションについては後述する)。ソリューションファイルは重要なファイルで、すぐ後にも登場するので、覚えておいてほしい。 記事に戻る かわさきしんじ,Insider.NET編集部