第6回 TCP/IPの概要 IPプロトコルIPプロトコルでは、2台のホスト間でIPパケットをやりとりする(TCPやUDPがこのIPプロトコルを利用して、パケットをやり取りする)。IPパケットの最大長は64Kbytesだが、イーサネットの最大パケット長は通常は1500bytesしかない。それを超えるようなデータサイズの場合は、複数のパケットに分解して送信し、受信した側で再合成する、といった機能もサポートしている。また別のネットワークアドレス(別のネットワークセグメント)へ送信する場合は、「ルーター」に中継を依頼する。ルーターは受信したIPパケットの宛先IPアドレスを見て、適切なネットワークセグメントや他のルーターへ転送する。転送を繰り返すことによって、目的のネットワークまでパケットが送られる。 記事に戻る 打越浩幸,デジタルアドバンテージ