第5回 初めてのWindowsアプリの開発

ビルドエラーの対処方法ビルドエラーが発生すると、[エラー一覧]にビルドエラーの内容が表示される。なお、VS 2013では前掲の画面「(a)Windowsフォームのクラスの実装」で示したダイアログで[いいえ]ボタンをクリックした場合でも、コードの整合性は維持されているので、このようなエラーは発生しないはずだ(この画面は[はい]ボタンをクリックした上でProgram.csファイルで「new Display()」を「new Form1()」にわざと戻してエラーを発生させたものである)。  (1) ビルドエラー項目をダブルクリックすると、自動的にコードエディターが開いて、エラーがあるソースコードの場所にジャンプする。  (2) 適切な修正を行う。この例では「Form1」を「Display」に変更する。  (3) スクロールバーの右端にはエラー発生箇所がこのように四角形で示される。この例ではコンパイルエラーを意味する青い四角形が表示されている(ビルド前に発見された構文エラーでは赤い四角形が表示される)。その左にあるのは、コードの変更点を表す四角形だ。ファイルを開いてから、変更を行い、まだ保存をしていないときには黄色い四角形が、保存後には緑色の四角形が表示される(コードエディター左側の余白に表示される四角形に対応している)。マウスで四角形をクリックすれば、該当箇所に移動も可能だ。なお、VS 2013の上位エディションではコードエディター内での移動(ナビゲーション)や参照箇所の表示をさらに便利にする各種の機能が利用可能だ。