ACLの詳細表示画面このACL中には、全部で5つのACEが含まれていることが分かる。 (1)ACLが割り当てられているオブジェクト名(この場合はNTFSのフォルダー名)。 (2)オブジェクトの所有者情報。 (3)ACLを表示/確認するには[アクセス許可]タブを選択する。 (4)ACEの種類。「拒否」と「許可」がある。ACEの適用順序は「拒否」→「許可」の順なので、「拒否」のACEが先に列挙され、「許可」のACEは下の方に表示されるようになっている。 (5)ユーザー名もしくはグループ名。 (6)権限。 (7)ACEをどこから継承しているかという情報。新しいファイルやフォルダーを作成するたびにACLを新しく作成して割り当てるのではなく、上位のフォルダーで定義されているACLを継承して利用するのが一般的。 (8)このACEをどこまで継承するかという指定。 (9)新たにACEを追加したり、選択したACEを削除/編集したりしたい場合はこれらのボタンをクリックする。 (10)上位から継承しているACLをキャンセルして、このオブジェクト(この場合はフォルダー)に対して新しくACLを割り当てたい場合はこれをクリックする。Windows 7/Windows Server 2008 R2以前のWindows OSでは、この項目はボタンではなく、[このオブジェクトの親からの継承可能なアクセス許可を含める]や[子オブジェクトに適用するアクセス許可エントリを親から継承し、さらにここで明示的に定義されているものに含める]というラベルの付いたチェックボックスになっている。 (11)このチェックボックスをオンにすると、このフォルダーとその中に含まれる全てのオブジェクトに対して、ここで定義されているACLと同じになるように、ACLがリセットされる。