ネットワークコンピューターの一覧の表示これはWindows 8.1のエクスプローラーでネットワーク上に存在するコンピューターの一覧を確認しているところ。これを見ると、いくらか進化した部分もあるが、Windowsネットワークの登場当初から変わっていない部分も少なくない。これらの詳細については、今後連載で解説していく。 (1)ネットワーク上のリモートコンピューターはこの「ネットワーク」ツリーの下に表示される。 (2)コンピューター名は今でも最大15文字(が基本)。その理由は? (3)「メディア機器」とは、マルチメディアデータの共有機能が利用可能なものを表す。ファイル共有サービスとは違うが、ここに表示されるようになっている。 (4)ワークグループ名もいまだに最大15文字だ。 (5)「ネットワークの場所」に応じてネットワークのコンテキスト(ファイアウォールの設定など)が切り替わる。 (6)リモートのコンピューターを見つける方法を「探索方法」と呼んでいるが、「NetBIOS」は今でも健在だ。さらに現在ではWSDやSSDPも使われている。 (7)MACアドレスはネットワークインターフェースに付けられている固有の識別情報のこと。 (8)IPアドレスもコンピューターごとの固有の識別情報だが、MACアドレスとは使用されるプロトコル階層が異なる。ネットワークを理解するためには、このプロトコルの理解は避けて通れない。ちなみに「:」が付いているアドレスはIPv6アドレスである。現在ではIPv6も広く使われている。