第11回 クライアントHyper-V

仮想マシンに対するメモリ割り当ての設定動的メモリとは、仮想マシンに割り当てるメモリを実行時に動的に変更する機能。これがないと、同時に実行する予定の仮想マシン数と物理的な空きメモリ容量に応じて、事前にメモリ割り当てを慎重に計画しなければならない。Windows 8/Windows Server 2012のHyper-Vでは、初期値とは別に上限と下限値を設定できるようになっている。これにより、例えば最初に1Gbytes割り当てて仮想マシンを起動するが、メモリの需要が少なければ512Mbytesまで減少させるといった使い方ができる。起動時だけ多くのメモリを要求するような仮想マシンの実行に向いている。なお動的メモリが有効なゲストOSは限られている。この例ではWindows XP SP3で動的メモリを有効にしているが、Windows XPでは動的メモリがサポートされないため、実際にはスタートアップのサイズのまま固定的に割り当てられることになる。  (1)起動時に割り当てるメモリ・サイズ。  (2)最小メモリ・サイズ。初期値と同じかそれ以下に設定できる。初期値より大きくはできない。  (3)最大メモリ・サイズ。デフォルトでは1Tbytesになっているが、実際には物理空きメモリ・サイズによって制限される。  (4)空きメモリ・サイズがここで指定した割合を下回ると、仮想マシンに対してメモリが追加で割り当てられ、上回ると不要な分が解放される。

仮想マシンに対するメモリ割り当ての設定動的メモリとは、仮想マシンに割り当てるメモリを実行時に動的に変更する機能。これがないと、同時に実行する予定の仮想マシン数と物理的な空きメモリ容量に応じて、事前にメモリ割り当てを慎重に計画しなければならない。Windows 8/Windows Server 2012のHyper-Vでは、初期値とは別に上限と下限値を設定できるようになっている。これにより、例えば最初に1Gbytes割り当てて仮想マシンを起動するが、メモリの需要が少なければ512Mbytesまで減少させるといった使い方ができる。起動時だけ多くのメモリを要求するような仮想マシンの実行に向いている。なお動的メモリが有効なゲストOSは限られている。この例ではWindows XP SP3で動的メモリを有効にしているが、Windows XPでは動的メモリがサポートされないため、実際にはスタートアップのサイズのまま固定的に割り当てられることになる。  (1)起動時に割り当てるメモリ・サイズ。  (2)最小メモリ・サイズ。初期値と同じかそれ以下に設定できる。初期値より大きくはできない。  (3)最大メモリ・サイズ。デフォルトでは1Tbytesになっているが、実際には物理空きメモリ・サイズによって制限される。  (4)空きメモリ・サイズがここで指定した割合を下回ると、仮想マシンに対してメモリが追加で割り当てられ、上回ると不要な分が解放される。