識別されていないネットワークこれはWindows 7のネットワークと共有センターの例。デフォルト・ゲートウェイが存在しなかったり、正しく通信が行えなかったりするネットワーク・インターフェイスがあると、このように「識別されていないネットワーク」として分類される。ここに分類されるネットワーク・インターフェイスはパブリック・ネットワークとなり、ファイアウォールやファイル共有などでいくつかの機能制限が行われる。Windows Vista/Windows Server 2008と違い、手動でネットワークの種類を変更できない。 (1)一般的なネットワーク・インターフェイスはこちらに分類される。 (2)ネットワークの名称。ここでは「ネットワーク」となっているが、DHCPでドメイン名などを取得した場合は、「example.com」のように、その名前(ドメイン名)が付けられる。ただしこの名前は単なる識別用であり、そのドメインとしか通信できないといった制限はない(ローカル・セキュリティ・ポリシーやグループ・ポリシーなどで変更可能)。 (3)このネットワーク・インターフェイスに割り当てられたネットワークの種類。「社内ネットワーク」となっているが、これは初期設定時にユーザー自身で指定したカテゴリになっている。このリンクをクリックして、「ホーム ネットワーク」や「パブリック ネットワーク」に変更することも可能。 (4)この「ローカル エリア接続」は正しくIPアドレスやデフォルト・ゲートウェイ・アドレスを取得できたので、「ネットワーク」に分類されている。 (5)正しく稼働していなかったり、デフォルト・ゲートウェイ・アドレスが省略されていたりするネットワーク・インターフェイスはすべてここに分類される。 (6)この場所と名前とアイコンは固定であり、変更できない。常にパブリック・ネットワークとして扱われる。 (7)この「ローカル エリア接続 2」はAPIPAで割り当てられたIPアドレスしか持っておらず、デフォルト・ゲートウェイ・アドレスは空欄のままである。なので「識別されていないネットワーク」に分類されている。 (8)識別されていないネットワークではネットワーク・マップを作成/表示できない。 (9)ネットワーク・インターフェイスごとの状態を確認するにはこれをクリックする。 (10)パブリック・ネットワークだと、共有機能に関していくらか制限を受ける。 (11)パブリック・ネットワークだと、Windowsファイアウォールもパブリック・プロファイルが適用され、外部との通信に関して制限を受ける。