第2回 仮想ディスクの種類とSID重複問題 差分ディスクの概念図差分ディスクではベースとなる環境(ディスク)を元にして変更部分だけを記録するため、最低限のディスク領域で済む。1つの環境をベースにして、少しずつ変更を加えた環境を作成する場合に利用できる。また同じOSを元にして、コンピュータ名を変えただけの複数の仮想マシン環境を構築する場合にも利用できる。差分ディスクをベースとしてさらに差分ディスクを作成することもできるので、階層的な差分ディスク・ツリーを作成することも可能。ただしツリーの末端の差分ディスクを利用するには、その親となるディスクへもアクセスできる必要があるし(移動してはいけない)、親のディスクには書き込んではいけないという制約もある。 記事に戻る 打越浩幸,デジタルアドバンテージ