第9回 ターミナル・サービスによるクライアントの仮想化(中編)

TSセッション・ブローカによるロードバランスこれはTSセッション・ブローカによるロードバランス構成のターミナル・サービスに対してクライアントが接続したとき、それぞれの役割や機能がどのように働くかを表した一例である。  (1)DNSにTermSrvの名前解決を要求する。  (2)DNSから192.168.1.3というIPアドレスが返される。  (3)192.168.1.3すなわちTermSrv3のターミナル・サーバに接続する。  (4)TSセッション・ブローカに既存のセッションの有無を確認する。  (5)既存のセッションがなければセッション数が一番少ないターミナル・サーバ(TermSrv2)にリダイレクトする。逆に既存のセッションがある場合には、そのセッションを保持しているターミナル・サーバ(TermSrv1)にリダイレクトする。