第4回 ClickOnceテクノロジを最大限に生かす開発

Visual Studio 2005のIDEにおけるダウンロード・グループの設定手順ダウンロード・グループはVisual Studio 2005、Visual C# 2005/Visual Basic 2005 Express EditionなどのIDEで簡単に作成できる。  (1)ソリューション・エクスプローラで「SampleApplication」プロジェクトの「Properties」項目をダブルクリックしてプロジェクトのプロパティを開く(もしくは「SampleApplication」プロジェクトを右クリックしてコンテキスト・メニューを表示し、そこから[プロパティ]を選択してもよい)。  (2)プロジェクト・プロパティの[発行]タブを開く。  (3)[アプリケーション ファイル]ボタンをクリックする。これにより、[アプリケーション ファイル]ダイアログが表示される。  (4)ここでは「SampleClassLibrary.dll」をオンデマンド配置するファイルに設定する。そこで、このファイルの[ダウンロード グループ]を「SampleClassLibraryGroup」に変更する。これを行うには、コンボボックスから「(新規作成)」を選択し、そこで表示される[新しいグループ]ダイアログで「SampleClassLibraryGroup」と入力して[OK]ボタンをクリックする。次に、再びコンボボックスを開き、いま作成した「SampleClassLibraryGroup」というグループを選択すればよい。  (5)「bigfile_for_Update」ファイルは、アップデートを実行する際の進ちょく(=何%ダウンロードが完了したか)を目で確認できるようにするために用意したテスト用のファイルである。ファイル・サイズが100Mbytesである。  (6)同じく、「bigfile_for_OnDemand」ファイルは、オンデマンド配置の進ちょくを見られるようにするために用意したテスト用のファイルで、そのファイル・サイズは100Mbytesである。このファイルは「SampleClassLibrary.dll」と同じダウンロード・グループとしてオンデマンド配置するため、[ダウンロード グループ]を「SampleClassLibraryGroup」に変更しておく。  (7)ダウンロード・グループの設定が済んだら、[OK]ボタンをクリックする。これでIDE側の設定は完了だ。