第11回 MACアドレスを解決するARPプロトコル

ARPの要求パケットの例「192.168.0.103」というコンピュータから、「192.168.0.11」というコンピュータに対して通信しようとした場合のキャプチャ例。最初に相手先のMACアドレスを求めるため、ARP要求が送信されていることが分かる(ARPのエントリが存在する場合は、この要求は送信されない)。 (1)送信されたARP要求パケット。 (2)ARPパケット。ハードウェア・タイプは「Ethernet」、プロトコル・タイプはIPを表す「0x0800」、HLENとPLENはそれぞれ「6bytes」と「4bytes」。 (3)ARP要求を示している。 (4)送信元のMAC/IPアドレス。送信元MACアドレスはイーサネット・ヘッダ中の送信元MACアドレスと同じ。 (5)ARPで求めたいあて先のアドレス。 (6)あて先のMACアドレスは不明なのですべて0が入っている。 (7)イーサネットのヘッダ。あて先MACアドレスはFF-FF-FF-FF-FF-FF(ブロードキャスト)。送信元MACアドレスは(4)と同じ。プロトコル・タイプは0x0806(ARP)。 (8)ARPパケット。28bytes。

 ARPの要求パケットの例「192.168.0.103」というコンピュータから、「192.168.0.11」というコンピュータに対して通信しようとした場合のキャプチャ例。最初に相手先のMACアドレスを求めるため、ARP要求が送信されていることが分かる(ARPのエントリが存在する場合は、この要求は送信されない)。 (1)送信されたARP要求パケット。 (2)ARPパケット。ハードウェア・タイプは「Ethernet」、プロトコル・タイプはIPを表す「0x0800」、HLENとPLENはそれぞれ「6bytes」と「4bytes」。 (3)ARP要求を示している。 (4)送信元のMAC/IPアドレス。送信元MACアドレスはイーサネット・ヘッダ中の送信元MACアドレスと同じ。 (5)ARPで求めたいあて先のアドレス。 (6)あて先のMACアドレスは不明なのですべて0が入っている。 (7)イーサネットのヘッダ。あて先MACアドレスはFF-FF-FF-FF-FF-FF(ブロードキャスト)。送信元MACアドレスは(4)と同じ。プロトコル・タイプは0x0806(ARP)。 (8)ARPパケット。28bytes。