みなとみらいの大和事業所で「20世紀のThinkPad」と再会した

左側面にPCカードスロットを備え、そこにPCカードに直接モジュラーケーブルをさせるFAXモデム「XJACK」を差すことで、データ通信に対応した公衆電話(ユーザーは、その電話の灰色カラーリングから“グレ電”と呼んでいた)を使ったモバイルコンピューティングの機動力が大幅に向上した。ポインティングデバイスのトラックボールはキーボードの左上に配置して、やはり赤く染めている(写真=左)。重さ1キロのノートPCなのにアナログRGB出力からシリアル、パラレルとスペースをとるインタフェースを搭載して、通常のPCと同じように周辺機器を使えたのもユーザーが評価するポイントだった(写真=右)