「このままではエクサスケール実現にフーバーダムが必要」──NVIDIAが語る“GPUの必然性”

エクサスケール・コンピューティングの実現は厳しい。その最大の理由は電力にあるという。米オークリッジ国立研究所(ORNL)にあるクレイ製の「Jaguar」は、20万基のCPUコアを内蔵して7メガワットの電力を消費し、2ペタFLOPSのコンピューティングパワーを持つ(写真=左)。そのままエクサスケールに拡張すると、中国の国家スタジアム「鳥の巣」に相当するスペースに(写真=中央)、米国ネバダ州ラスベガスにあるフーバーダムが生み出す2ギガワット以上の発電容量を持つ設備を設置する必要がある(写真=右)。マシンの設置スペースはともかく、電力設備的には実現不可能だ