個人向け電子出版のスタンダードへ、「一太郎」「ATOK」最新版

paperboy&co.と協業し、個人が手軽に電子出版を行える環境作りを目指す(写真=左)。paperboy&co.取締役副社長の吉田健吾氏。パブーに登録されている書籍数は1万9000冊を数え、ジャンルでは小説が最多。このため縦書きやルビなどの日本語表現に関する要望が多いという。「小説は長文になるため、(EPUB形式の文書作成には)文書作成補助機能がある一太郎を使うのがいいと思う。個人の電子書籍はまだ始まったばかりだが、こうした取り組みを通じて広げていければ」(同氏)。EPUB 3.0で日本語機能拡張に関わった、国際大学グローバル・コミュニケーションセンターの村田真氏もゲストとして登壇した。「EPUBを作成するツールは世界中で競争している状況。Webベースのツールなどもあるが、みなが慣れ親しんでいるワープロの延長からのEPUB対応はEPUBの発展にとって極めて有益だと思う」と語った(写真=右)